つくば文化振興財団では、6月9日(木)にノバホールで独り芝居「月夜のファウスト」を開催する。午後6時半開場、7時開演。チケットは全席自由で2000円。
作、演出、出演すべてを串田和美(かずよし)さんが行う独り芝居。元々三人芝居だったが、コロナ禍で稽古ができない状況の中、一人用に串田さんが練り直したもの。
ゲーテの戯曲や手塚治虫の漫画にもなった錬金術師ファウスト博士の物語と、串田さんの幼少期の記憶などを混ぜた「私演劇的独り芝居」に仕上げた。
初演は「あがたの森公園」(長野県松本市)の四阿(あずまや)で、Facebookのみの告知だったが多くの観客が訪れ、反響も大きかった。
「応援してくれている人がいる」と感動した串田さんは、小さな芝居は原点に立ち返ることだと感じ「芝居は大きい劇場でなくてもできる。形に残らない芝居でも、演劇をした時間を共有した記憶は残る。その記憶を大切にしていきたい」とあくまでライブにこだわる。「今だからこそ、このミニマムで根源的なお芝居をどうぞお楽しみください」と担当者。
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029(856)7007/つくば文化振興財団(午前9時〜午後5時、月曜定休)
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