阿見町では、同町産の食用米を使った地酒「桜翔」の一般販売に向けて、このほど醸造を手掛ける浦里酒造店(つくば市)で酒蔵見学会が行われた。
コロナウイルス感染拡大の影響でひっ迫する飲食店の支援を目的に、阿見町初の地酒「桜翔」を造り、町内飲食店にて無償で振る舞ったところ、購入・販売を望む声が町へ多く寄せられたのを機に2021年に「地酒開発プロジェクト」がスタート。
東京農業大学(東京)と浦里酒造店、JA水郷つくば、町内事業者、阿見町など産官学が一体となり、今年度は純米大吟醸酒と併せて米麹の甘酒の商品化にも着手。
同町産米のミルキークイーンと東京農業大学の花酵母プリンセスミチコを使用したフルーティで甘みのある純米大吟醸酒「桜翔」は2月頃に初絞りを販売予定、米麹の甘酒は4月頃を目処に一般販売を目指す。
「ミルキークイーンの粘りともっちりした甘みは米麹の甘酒にはピッタリですが、純米大吟醸酒は初の試み。初絞りが楽しみです」と杜氏の浦里知可良さん。
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