Joyoliving News : 2021年06月07日掲載

つくば産ブルーベリーサイダー誕生

旬以外にも特産品の味わいを

つくば市産のブルーベリーを使ったサイダーがこのほど誕生した。立役者は下妻市で100年以上続く酒屋を営む鈴木一春さん。「筑波山麓シリーズ」と銘打ち、これまでに下妻市のナシやメロンをはじめ桜川市のユズや筑西市のイチゴを使ったサイダーを生み出してきた鈴木さんが新たに挑戦したのが、つくば市のブルーベリーだった。

つくば産ブルーベリーサイダー

ブルーベリーの新たな楽しみ方をサイダーで提案

サイダー作りの始まりは3年前。

味は良いのに形が悪く出荷できない地元下妻市のナシを使った特産品を作りたいと思ったのがきっかけだった。

ナシを使ったタレやドレッシングなどの加工品は既にある。

目指したのは、子どもから大人まで気軽に楽しめる旬の味。

考え抜いてたどり着いたのがサイダーだった。

仕入れから加工業者との交渉、味の決定、販路の選定など初めての挑戦に戸惑うことも多かったが、「少しずつやっていけばゴールが見える」と前を向いた。

人手が足りない農家へは仲間と一緒に出向き収穫を手伝うなど、自分たちが動く姿を見て次の世代が手を挙げるきっかけになればという思いもあった。

鈴木さん(右)と草間さん

「出会いから生まれたブルーベリーサイダーは合作だね」
と鈴木さん(右)と農家の草間さん

3か月後、サイダーが完成した。

果実味あふれる味は評判で少しずつ口コミで広がり、ほどなく筑西市の道の駅から特産品のイチゴを使ったサイダーの商品開発の依頼が舞い込んできた。

鈴木さんにとっては思いがけない申し出だったが、ナシサイダーのノウハウを生かして商品化へ。こうして下妻市からサイダーの輪が広がり「筑波山麓シリーズ」が誕生した。


鈴木さんが次に着目したのが、つくば市のブルーベリーだった。

つくば市はブルーベリーの三大産地のひとつに数えられており、「筑波山麓シリーズにつくば市は欠かせない。挑戦したかった」と鈴木さん。
とはいえブルーベリー農家の知り合いはなく、事前に調べた情報を頼りに畑へ向かった。

そこで作業していたのが同市上郷の草間正巳さん。

この道20年のベテランが育てるブルーベリーは県の特別栽培農産物の認証を受けている。

鈴木さんはすぐにサイダーの構想を打ち明け、草間さんはブルーベリーの提供を快諾。出会ったその日のうちに話が進んだ。

色付くブルーベリー

「草間さんのブルーベリーは味が濃くてつくば産ブルーベリーの代名詞にふさわしい。それに応えないと」。

開発に先駆け、全国各地のブルーベリーサイダーを取り寄せて飲み比べた。

作るなら日本一の味。果汁の配合を何度も変えて加工業者と試行錯誤を重ね、試作を仲間と試飲してさらに改良を繰り返した。

自分たちの舌と勘を頼りに、果汁本来の味を生かしながらもサイダーならではのスッキリした味わいにこだわった。

ブルーベリーの特徴でもある紫色は、合成着色剤を使わず天然色素で色付け。見た目、味とも濁りがない透き通るようなサイダーが生まれた。

「香り高くスッキリした味わいのブルーベリーサイダーが誕生しました。ぜひ多くの方に味わってもらいたい」と鈴木さん。

一方草間さんは「旬以外にも楽しめるブルーベリーの可能性が広がった」と笑顔を見せる。

今年もまた、つくば産のブルーベリーが色付き始めた。つくばの自然と職人の技がもたらす小さな青い実に可能性が広がる。


筑波山麓シリーズ 「ブルーベリーサイダー」

取り扱い:道の駅しもつま、グランテラス筑西ほか

■問い合わせ
TEL:0296(44)3824/すずき酒店

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