Joyoliving News : 2021年05月31日掲載

放課後PLAYパーク

思いきり遊んで自分を発見

外遊びの機会が減少したことで生じる子どもの体力運動能力低下に歯止めをかけようと、筑波大学発ベンチャー企業「Waisports(ワイスポーツ)ジャパン」が、「遊び」を通して運動の楽しさを伝える「放課後PLAYパーク」を2019年と翌20年に下妻市で開催。2021年6月には牛久市と龍ケ崎市で体験会が予定されている。

橋永さん

下妻で行われた体験会の様子。
伸び伸びスポーツを楽しむ子どもたちの姿があった

この活動は「北海道×茨城県プロジェクト兼スポーツによる地方創生民間連携プラットフォーム」の一環で、同社とプロ野球日本ハムファイターズ、県内のスポーツ団体らと協働で実施。特定のスポーツに偏らず、さまざまな種目を体験することで子どもたちの基礎体力運動能力向上とスポーツの楽しさを知ってもらうことが狙い。

また、体を動かす「遊び」を通し、メンタルヘルスの向上を促す目的もある。

「かつて子どもは放課後に公園で走ったり木に登ったり石を投げたりする『遊び』を通して体を動かす感覚をつかみ体力運動能力を培ってきたが、近年はそうした機会が減っている」と筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室の阿部隼人さん。

習い事の増加や公園での遊びが規制されるなど、遊びに必要な3つの間(空間・仲間・時間)が失われつつある今、子どもの半数が何らかの運動機能障害を発生しているというデータもある。

筋力低下が招くロコモティブシンドロームは、高齢者に限らず子どもにも深刻な問題で、顔から転倒する、縄跳びができないなど、昔の子どもが当たり前にできていたことがままならない子どもが増えているという。

「体を動かす機会が減ったことで力の入れ方や加減、体の使い方を知らない子が多い」と阿部さんは深刻に受け止める。

プログラムでは、体を自由に動かすことでスポーツの基礎に必要な基本動作の体験や種目固有の動きで運動の楽しさを体感。子どもは「できた」という成功体験から運動有能感を高め、体力運動能力の改善だけでなく自分自身の可能性を広げるきっかけにもなる。

さらに活動の前後に心理状態を数値化できる調査を実施。活動に取り組む姿勢の変化から、運動を通して得られるライフスキルの向上を見る。

阿部隼人さん

「調査結果を基に親子で話し合うことで互いの状態を理解し合い、子どもは自分の気持ちを客観的に見ることができる。また、親子が向き合うことで新たな関係性が生まれる」と阿部さんは期待する。

下妻市で行った体験会では、運動やスポーツに苦手意識をもつ子どもとそれを問題視する親の参加が多かった。

サッカーや野球のほかフライングディスクやスポーツ鬼ごっこなど、普段体験できない運動やスポーツ種目を通して自分の身体全身を思いきり動かしていた。

「できない自分」から「できる自分」に気づくことで自己肯定感が生まれ、「いろいろな運動をしたから今後に生かそう」と自信を持ったり「友だちの気持ちを考えながら行動したい」と運動を通じて他者との関わりを考えたりするなど成長が見られた。

阿部さんは、「運動体験を通して子どもが何を思って何を感じるかが一番大事。いずれはどこかの学校と連携し、地域に根差して親子の関係性を深めたり、新しい子育て文化を作りたい」と話している。


2021年度イースタンリーグ・放課後PLAYパーク

◉6月19日(土)/牛久運動公園
◉6月20日(日)/龍ケ崎たつのこスタジアム

同日開催のイースタンリーグ茨城(北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ 戦)の場外で同時開催。当日はサッカーやチアダンス、フライングディスク体験を実施。
小学生対象。各体験ブース先着20人程度。参加費500円(保険料)。

詳しい放課後PLAYパークの情報・ 申し込みはコチラ!

※新型コロナウイルス 感染症拡大防止から中止・延期になる場合あり

Ads by Google

facebookページ「つくスタ情報局 ~つくばスタイルの魅力発信!~」
茨城・千葉・東京の婚活は結婚相談所LiBee Marriage(リビーマリッジ)

最新の特集

PAGE TOP