現在、茨城県内の美術館ではさまざまな企画展が開催されています。誰もが知っているあの名作、元気をくれるかわいいイラスト、近現代陶磁史を彩る名品など眼福を味わえるものばかり。今回は各展の魅力を“ちょっとだけ"ご紹介します。
さかなクン「ホウボウさんとハコフグちゃん」 ミクストメディア 2020年
美術館では初開催の「さかなクン」の展覧会。水性・油性のカラーペンや筆ペンなど身近な画材で描かれた約100点を展示。さかなクンのトレードマークでもあるかわいいハコフグから、実物大で描かれるメガマウスザメまでさまざまな海の生き物が大集合。個性豊かなイラストで、海の豊かさや大切さを表現している。
●会期/9月22日(祝)まで
●休館/毎週月曜日(8月10日(祝)、9月21日(祝)は開館)、8月11日(火)
●時間/午前9時半〜午後5時(入館4時半まで)
●入館料/1000円、65歳以上800円、高大生700円、小中生500円
【笠間日動美術館】
茨城県笠間市笠間978-4
電話/0296(72)2160
http://www.nichido-museum.or.jp
横山大観「流燈」 明治42(1909)年 絹本彩色※8月16日(日)まで展示
横山大観や菱田春草、中村彝(つね)などによる、同館でも人気の高い所蔵作品を中心に展示。作品の素材や技法、構図などに着目し、完成作と下絵の比較、写真や映像資料の展示により、作家がどのように構想し作品を作り上げたのか、制作の裏側に迫る。横山大観「流燈」や菱田春草「落葉」などの見どころも詳しく解説。※8月17日(月)に一部展示替えあり
●会期/9月22日(祝)まで
●休館/毎週月曜日(8月10日(祝)、9月21日(祝)は開館)、8月11日(火)
●時間/午前9時半〜午後5時(入館4時半まで)
●入館料/730円、満70歳以上360円、高大生490円、小中生240円
【茨城県近代美術館】
茨城県水戸市千波町東久保666-1
電話/029(243)5111
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
岡部嶺男 粉青瓷大砧 1969年 同館蔵
青磁釉をまとった「青磁」、白い磁土に透明釉をかけた「白磁」、白磁を透明な青い釉薬で彩った「青白磁」─。異なる個性を持つ3種類の磁器が日本でどのような発展を遂げてきたか、近代の巨匠から現代の気鋭の作家まで約120点の作品を通して紹介。いずれ劣らぬ名品がずらりとそろう。
●会期/10月18日(日)まで
●休館/毎週月曜日(8月10日(祝)、9月21日(祝)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)
●時間/午前9時半〜午後5時(入館4時半まで)
●入館料/730円、満70歳以上360円、高大生520円、小中生260円
【茨城県陶芸美術館】
茨城県笠間市笠間2345
電話/0296(70)0011
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
「ハロルドコミックス危機一髪」(2020)
NHK・Eテレで放送中の「わしも」のキャラクターデザインなど多才な活動で知られる安齋肇の最新キャラクター「ハロルドコミックス危機一髪」を中心に、新作絵画と立体作品などを展示。そのほか、みうらじゅん、宮藤官九郎、スチャダラパーとコラボレーションした絵本や創作童話も公開し、「楽しい」を追求する安齋ワールドを堪能できる。
●会期/9月13日(日)まで
●休館/毎週月曜日(8月10日(祝)は開館)、8月11日(火)
●時間/午前10時〜午後6時(入館5時半まで)
●入館料/700円、高校生以下無料
【しもだて美術館】
茨城県筑西市丙372(アルテリオ3階)
電話/0296(23)1601
https://www.city.chikusei.lg.jp/museum/
はがきに希望美術館名、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、
「『○○の秋』といえば?と、その理由」を明記して下記までお送りください。
応募先▶︎〒300-0832 土浦市桜ケ丘町7-10 常陽リビング「美術館チケット」係
応募締め切り/8月17日(月)必着