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2019年6月24日(月)

おいでよ、「ほしぞら野球教室」へ

「野球は遊び場」を提唱する 筑波大学准教授 川村 卓さん

筑波大学体育系准教授・硬式野球部監督、川村卓(たかし)さん(49)の野球コーチング論研究室が主宰する「ほしぞら野球教室」が14年目を迎えた。川村さんが野球を通して小中学生たちに提供したいのは、自分で考え行動しつつ「遊べる場」。毎回数十人の少年少女が、夢中でボールを追い掛けている。

野球を「科学」する


「大人がやらせるのではなく子どもの自主性を育むことが大事」と川村さん

「私たちが子どもの頃は近所の公園で友達とキャッチボールなどで遊びましたが、今はそういう場が少なくなりました。子どもたちの野球離れの要因の一つとして挙げられると思います」。

川村さんは1970年北海道札幌市生まれ。高校時代には夏の甲子園大会に出場した。筑波大学時代は硬式野球部で活躍するなど、野球はまさに「人生の一部」。郷里での教員生活を経て30歳で筑波大の教員となり、主にスポーツ選手の動作解析の研究と野球コーチング論を専攻する研究室を立ち上げた。

科学的なアプローチで野球の一連の動作を分析する研究を進める中、野球部監督として手腕をふるいながら研究結果を基に野球未経験の少年やプロ志望の学生、指導者、野球チームを対象に講演や指導など野球の普及活動にも取り組んでいる。

技術よりも「楽しさ」


試合形式の練習風景

6月12日水曜日午後5時過ぎ。筑波大学野球場横の多目的グラウンドに子どもたちが集まった。この日は小1〜6年生計33人。同大野球コーチング論研究室の大学院生が務めるコーチの下で初級・中級(初心者)と上級(経験者)に分かれキャッチボールやゴロ・フライ捕球、試合形式の練習、ベースランニングなどに汗を流した。

2005年に技術指導中心でスタートしたが「打ったら1塁でなく3塁へ走ってしまうなど、ルールを知らない子もいる」ことが分かり、09年頃からは野球未経験の子どもたちでも気軽に取り組めるよう、初心者は練習内容を基礎中心に変更。

「エラーしても打てなくてもいい。厳しく指導するのは時流に合わないと思うので、緩い感じで見守っています。近所の公園でお兄さんと野球で楽しく遊ぶような感じですね」と同大野球部出身の学生コーチ・見延慎也さん(33)。中高の教員を経験後、川村さんの勧めで昨年研究室の仲間に加わった見延さんの研究テーマは「少年野球」。指導の際は、野球技術の上達より「主体的に野球と向き合える環境づくり」を心掛ける。初めてバットを振り、ボールを投げる子どもたちなどと日々触れ合う中で「さまざまな指導法の引き出しを増やしています」。

魅力伝える


毎回30人から40人の子どもたちでにぎわう

空に星が輝き始める午後7時に練習は終了。「投げる・打つ・走る」を目いっぱい楽しんだ子どもたちは一様にコーチの下に集まり「フライが上手に取れなかった」「ヒットが打てて良かった」など笑顔で報告。

「いつからか、こんな風にみんながその日の感想を言ってから帰るのが習慣になりまして。うれしいですよね」と目を細める川村さんは、これからも野球の楽しさや魅力を伝えていくことが使命と考えている。

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