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茨城歴史散歩
[2008-09-18 up]

烈公親書神名記(れっこうしんしょじんみょうき) - 小美玉市

地域医療発展に掲げた藩主の書


斉昭の揮ごう中、鼠が硯の墨をつけ走り回った跡が見える

小美玉市小川の小川資料館に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭の書「烈公親書神名記」が所蔵されている。

水戸藩の医学研究所・稽医館。設立した小川村の医者・本間玄琢の子・道偉(どうい)が時の郡奉行・吉成信貞に「稽医館のため藩公の親書を頂きたい」と依頼し1833年(天保4)に書かれたもの。右は「大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)」、左が「少名毘古那神(すくなびこなのかみ」と書かれ、どちらも医学の神様を書いている。

稽医館は後に攘夷派の根城となり、天狗党の乱で幕府軍派遣の棚倉藩の攻撃で焼け落ちたが、目録によれば館の蔵書は「426部2968冊7筆」もあった。蔵書は棚倉藩によって保管され、後に小川小学校となる小川郷校に。1908年(明治41)町に移管されたが、現在は散逸し1冊も残っていない。「つまり稽医館を知る資料は斉昭公の書だけということです」と小美玉市玉里史料館の本田信之さん。

書は稽医館正面に掲げられ、地域の医療に尽くそうと努力する郷医を励まし続けた。2008年10月11日(土)〜11月24日(月)までは、水戸市の県立歴史館で公開される。

■ 問い合わせ
[TEL] 0299(58)5828/小川資料館


 

烈公親書神名記(れっこうしんしょじんみょうき) - 地図

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