Joyoliving News : 2021年01月15日掲載

学生ら悲鳴「生活苦しい」「孤独」

つくば、食料品等の無料提供に列

新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトの機会も減り、かといって帰省もできない学生の生活を支援しようと、つくば市内の飲食店店主らが食料の無料提供を行っている。

つくば市松見公園

暮れも押し迫った2020年12月17日朝、松見公園のシンボル「栓抜き塔」前にダンボール箱やコンテナが続々と運び込まれた。

食料の無料提供会を主催する「学生応援プロジェクト@つくば-PEACE-」(冨山香織代表)のボランティア20人が手分けして野菜やダンボールの中身を手早く並べていく。


野菜やレトルト食品がずらり。約100人が列をなした。=12月17日、つくば市松見公園

白米はビニール袋に小分けにされ、カップラーメンやスープなどのレトルト食品のほか、トイレットペーパーやマスクなどの日用品も並ぶ。

午前11時、自転車に乗った学生が三々五々集まりはじめ、あっという間に行列ができた。検温後にスタッフから手渡されたビニール手袋を着け、陳列された品を吟味し持参したエコバックに入れた。

プロジェクトの発起人で代表を務める冨山さん(39)は、天久保地区で夫と共に飲食店を経営。アルバイトのほとんどが筑波大学の学生だったが「コロナ禍で勤務を断らざるを得ない状況。申し訳ないと思いながら何もできない日々が続き、何とかしたいと思っていた」。

長男(5)が通う保育園の保護者や知り合いなど6人で物資援助や寄付を呼び掛けると、個人や団体から支援の申し出が相次いだ。


筑波大学の女子学生(21)は「果物を買う余裕がないのでうれしい。頂いた野菜で自炊します」と話した

産直野菜などを取りまとめる団体からはコンテナ数個分の野菜が軽トラックで届けられた。

支援を受ける側の学生らにはチラシ1000枚を大学周辺のアパートに配布し、ツイッターで告知。

「構想から約1カ月経った2020年12月初旬、初めて行った食料無料提供会には約140人が訪れ、用意したダンボール20箱分の物資が1時間半でなくなった。

開催後ツイッターのフォロワーは倍増。

人気の高かったレトルト食品や日用品を初回開催で集まった寄付金7万円で購入し、2度目の今回は米300キログラムや正月用ののし餅30キログラム、宅配業者からのカップラーメン200個なども並べた。「次回に役立ててほしい」と約20万円超の善意も集まった。

来場者に実施したアンケート調査では約6割の学生が「アルバイト代が減った」と回答。


冨山さん(左から2人目)の呼び掛けで集まったメンバー

新型コロナの影響は親の収入にも影響を及ぼし「仕送りも減り生活が苦しい」「孤独を感じる」など多くの学生が生活の困窮と共に心細い日常を過ごしていることが垣間見えた。

学生以外にも、シングルマザーからは「子どもが休校で仕事に行けず、給与が減った」などの声も聞かれた。

冨山さんは「小さな取り組みですが、公的機関の援助が行き渡るまで続けたい。困っている方は学生に限らず気軽に来てほしい」と参加を呼び掛けている。

次回開催(予定)はつくば市松見公園で1月17日午前11時〜午後0時半まで。

食料無料提供会


1月17日(日) 午前11時〜午後0時半 場所/つくば市松見公園
■支援等の申し込み・問い合わせ先
peaceoftsukuba[at]gmail.com ※[at]は@に置き換えてください


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