かすみがうら市観光協会では、観光帆引き船の操業継承者を募集している。
帆引き船漁法は明治期に同市出身の漁師折本良平によって考案され、動力船が普及する昭和40年代まで霞ケ浦漁業の花形として栄えた。
昭和46年「観光帆引き船」として復活。操業シーズンには勇壮な姿を湖上に披露してきたが近年漁師の高齢化が進み、対策として市では操船技術の伝承を目的に「霞ヶ浦帆引き船操業継承部」を組織。若手継承者が伝統ある帆引き網漁法の習得に励んでいる。
募集対象は18歳以上の男女で漁業経験等は不問、入部に際しては審査がある。入部後は11月までの毎週日曜日に1時間程度帆引き船に乗船して漁法や操船技術などの実習を行う。また、小型船舶免許所持者は帆引き船見学者を乗せる随伴船の操船も担う場合もある。
「霞ケ浦のシンボルを守り伝えるメンバーを広く募集します。ぜひお気軽にお問い合わせください」と担当者。
■申し込み・問い合わせ
029(897)1111/かすみがうら市観光課
* 問い合わせの際は「常陽リビングのホームページを見た」とお伝えいただくとスムーズです。