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2019年7月8日(月)

子どもよ、外で遊ぼう

小学校の外遊び「平日0日」7割超

小学生の7割以上が放課後に全く外遊びをしないー。こんな調査結果がこのほど公表され、保護者らから驚きの声が上がっている。急激な人口増加が続くつくば市内でも子どもが自由に遊べる場所は減少傾向に。「幼少期に手つかずの自然や外遊びを経験させたい」と活動する親たちを取材した。

遊びは見つけるもの


「森の中にいると元気になれる」と坂口さん一家(後列)と園児たち

今春、つくば市中別府の長年放棄されていた森で元自然ガイドの坂口暁詩(さとし)さん(34)と保育士のまりさん(34)夫婦が預かり保育を始めた。森に遊具類は一つもないが「子どもは遊びを見つける天才」と暁詩さん。

保育は週3回。3〜6歳の子どもたちのやりたいことに寄り添い、大人がつい口に出してしまう「危ない!」「ダメ!」も使わない。木登りや植物のつるを使ったターザンなど遊びは無限大。時折吹き抜ける風も心地良い。

梅雨の晴れ間には通常保育とは別に0〜2歳児向けの泥んこ遊びを行った。懐かしい土の匂いに、つくば在住4年目という母親は「森は育児疲れを癒やしてくれる」と新鮮な空気を吸い込んだ。2歳2カ月の男の子の母親は靴下を脱ぎ泥水の中に。「公園ではわが子の泥遊びをまねしてほしくない親御さんの視線が気になるけど、ここなら安心」。

自然の中での保育とはいえ、道具の取り合いなどは当然起きる。坂口さんは「最初から大人がルールを基に管理するのではなく、自分たちで考えたり時にけんかすることで、子どもたち同士がお互いの気持ちを認め合う過程が大事なのでは」と話す。

田んぼや森は「遊び場」


五感を使って自由に遊ぶ=つくば市中別府の「森のようちえん あなたとわたし」

千葉大学の木下勇研究室によると、千葉市や宮城県気仙沼市などの児童約3000人対象の調査で、小学生の7割超が放課後に外遊びをせず、都市部では1割超、農村部で3割程度が「外遊びの友達が一人もいない」ことが分かった。

調査を行った同研究室の寺田光成さん(28)によると外遊びが減った主な原因は習い事やクラブ活動などで「気軽に友達と外で遊ぶことが難しくなっており、室内でのゲームや娯楽施設、遊具など『決められた遊び方』に限られてしまっている」と指摘する。

平成29年度のスポーツ庁「体力・運動能力調査」によると、入学前の外遊びの実施頻度が高いほど「現在の運動・スポーツ実施頻度の高い者の割合が多い」とされる。木下教授は「都市公園がない場所ではドイツ発祥の移動式プレーバスなど、外遊びを促す社会的介入が必要では」と警鐘を鳴らしている。

落ち葉と小枝


TX研究学園駅南口すぐの公園内で開かれたプレイパーク(つくばdeプレイパークひろめ隊提供)

「子どもが自分で遊びに行ける広場があったらいいね」という母親の一言から今年5月、TX研究学園駅前の雑木林で月一回の「プレイパーク」が始まり、平日の夕方にもかかわらず約80人が来場した。

プレイパークは「自分の責任で自由に遊ぶ」を基本に禁止事項を極力減らしたデンマーク発祥の遊び場。用意されたノコギリや金づち、スコップやロープなどを手に子どもたちは落とし穴掘りや木にロープを張って遊んだ。

主宰する「つくばdeプレイパークひろめ隊」の吉田絵里子さんと大屋潤さんは共に小学生の子を持つ母親。手応えを感じたという吉田さんは「落ち葉や木の枝は子どもたちにとって宝物。何も落ちていない『きれいな公園』ではなく、子どもたちが五感を使って好きな時に遊びに行けることが大事」、大屋さんも「こんな場所が1学区に一つあれば」と話した。

次回の「きつつきプレイパーク」は研究学園駅前公園(TX研究学園駅南口すぐ)で7月8日(月)午後3時〜5時に開催(未就学児は保護者同伴)。

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