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現在位置 : トップ > 常陽リビング一面記事 > 継ぐ「木内イズム」とは
2018年12月10日(月)

継ぐ「木内イズム」とは

名将の教え子2人に聞く

1984年(昭和59)取手二高を率いて甲子園初優勝を果たし、常総学院高を全国屈指の強豪校に育てた名将木内幸男さん。教え子の佐々木力さん(常総学院高野球部監督=写真上)と小菅勲さん(土浦日大高野球部監督=写真下)が今夏、100回記念の甲子園出場を懸けた県大会決勝で初対決し話題となった。「木内マジック」「木内イズム」とも呼ばれる戦術や指導法をどう継承し、次世代に伝えるのか。奮闘する2人に話を聞いた。


「木内イズム」とは「負けず嫌い」(佐々木監督)

―1991年から常総学院のコーチとして木内監督の右腕となり、2011年には指揮官を引き継いだ佐々木監督。選手時代に見た木内さんはどんな監督ですか?

とにかく選手を乗せるのがうまい。相手投手が良ければ「あのピッチャーはドラフトの上位にかかるぞ。ここで打てば、子どもに自慢できるわ」とか言うんです。僕らは「じゃあ打てたらすごいな」と。

―名門の野球部を引き継いだプレッシャーは?

木内さんからは「俺の野球ばっかりじゃなくていい」と言われました。子どもたちの体格や必要な技術も変化していますし、メンタルトレーニングなど時代に合ったメニューも徐々に取り入れています。もちろん「次は何をやってくるんだろう」と思わせる野球は引き継いでいますよ。

でも、そのためには走攻守がそろった選手や絶対的なエースではなく「良い投手」を何枚もそろえないと。これがなかなか難しい(笑)。これがそろえば甲子園ベスト4も狙える。でも、野球だけの人間にもなってほしくないんです。

―野球だけではだめ?

野球を続けるにしても辞めるにしても、自ら進路を切り開いて人として成長してほしい。グラウンドマナーを身に付けたり、競争意識を持って普段の練習から声を出したり…勝ちに対する意識の高さや貪欲さがあれば、どんな分野でもやっていける。キャプテンになれば周囲の大人と話す機会も増えます。大会のたびに成長できますし、進学後もリーダーシップを発揮できる子になる。人生において「常総で良かった」と思われる指導を目指しています。


「木内イズム」とは「弱者の野球」(小菅監督)

―2016年に土浦日大高校の監督に就任した小菅監督は、翌年31年ぶりの甲子園出場など古豪の復活に尽力。この3年を振り返ると?

技術面はもちろん、普段の生活態度など3年生を中心に「勝つための文化」をつくってきた成果が出始まってきたところですが、この3年は県大会突破で精いっぱい。甲子園に出ることがゴールではなく、スタートと考えられれば一勝が見えると思うんです。

―150キロ超の投手、プロ顔負けの長距離打者がひしめく全国で、勝利は難しい?

素材の優れた選手を集めるのはなかなか難しい。入学後に一生懸命練習して体や技を磨いていく。一番重要なのは選手の「人間力アップ」。さらにそれを結集して、チームワークを醸成させること。与えられたメンバーで勝とうとする、そういう熱意のDNAは木内さんから受け継いだと思います。

監督のように野球を心から愛し、誰より楽しんでいる者にはかなわない。「心から野球を楽しむ」気持ちは選手に伝えたいですし、選手も次世代に伝えてほしいですね。

―監督としての木内さんは?

監督になってなおさら「追いつけない」と思います。ゲームプランや選手起用も普通は思いつかないようなアイデアが出てくる。秋には、野球の傾向や指導法なども変わったと仰っていて…。昔話ではなく目線が前を向いている。まだまだ新しいものを吸収しようとする姿勢に感心しかありません。

私自身、指導の中で「こんな時木内さんならどう言うかな」と想像することはありますが、今は昭和と同じ指導では難しい。いつも現場で新しい風向きを感じ、柔軟に対応する取り組みが大切だと思います。

かつて監督は畏怖の対象でしたが、今の選手はコミュニケーションが大切。時に涙ながらの悩み相談に完璧な対応ができなくても、いつの時代も「真心」があれば伝わると思うんです。

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