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2018年7月30日(月)

つくば市出身の作曲家 小倉 良さん

音楽と料理、「似てるよね」

松田聖子や高橋真梨子、BEGINなどのアーティストに数多くの楽曲を提供してきた音楽プロデューサーで作曲家の小倉良さん(60)はつくば市出身。業界を裏方で支えながら育んだ人脈を生かして、昨年からは地元で音楽の身近な楽しさを知ってもらう催しを開催している。


「こんばんは。ようこそいらっしゃいました!」

7月20日の夕刻、つくば市内のホールで始まった今年2回目の催しは、小倉さんの軽妙なトークから始まった。この日のテーマは「ギター」。自らもギタリストの小倉さんが長年親交のあるギタリストを迎え、スタジオミュージシャンの仕事やレコーディングの裏話、エレキギターから音が出る仕組み、さまざまな音響効果を生み出すエフェクターの種類などを紹介した。

ジャズギター特有の和音と不協和音が複雑に絡み合う音階をゲストに弾いてもらい、「まるで夫婦げんかが徐々に収まっていくみたいですよね。あれっ…?違うか〜?」。会場は笑いに包まれ、3人でブルースからフュージョン、ジャズを熱演した。

音楽で生活したい

つくば市小田出身。本格的な音楽との出合いは小学校の時。「近所のお兄さん」が聴かせてくれたビートルズの『She Loves You』に衝撃を受けた。中高ではバンド活動とサッカーに明け暮れ大学受験に失敗。ギターを背負い東京で浪人生活を始めたが、受験勉強よりも次第に「音楽で飯を食えたら」とアマチュアバンドで活動。

そんな矢先、ザ・スパイダースのギタリスト井上堯之さん(今年5月に逝去)に見いだされた。プロとしての初仕事はショーケンこと萩原健一さんのレコーディングだった。並み居る大御所に囲まれながら、精いっぱいギターを弾いた。

自分にしかできない仕事

1980年にバンド「PARTY」でデビューしたもののわずか1年で解散。バックバンドの仕事が多忙になるが、「自分じゃなくてもできる仕事は嫌だ」と辞め、作曲やプロデュースなどの仕事を始めた。

1992年に松田聖子「きっと、また逢える…」の作曲を手掛けてからは、約23年にわたってほぼすべての作曲を担当し、コンサートでは音楽監督も務めた。松任谷由美や財津和夫など過去の作曲陣に比べ最も多くの楽曲提供を行った。96年発売のシングル「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」は8年ぶりのオリコンシングルチャート1位、売り上げ110万枚とミリオンセラーを突破。

そのほかオールナイトフジのテーマソングや「出没!アド街ック天国」の番組内BGMなど、現在まで約400曲を世に送り出した。

ライフワーク!


増崎孝司さん(中央)と矢掘孝一さん(右)との息の合ったセッション=7月20日、つくばカピオホール

「みんなが感動する音の感覚を教えるのは絶対無理」と昔は後進の育成に否定的だったが、これまで育んできた理論や経験を地道に伝えた3人の作曲家が今、業界で活躍し始めている。

昨年、つくばの財団から企画案を依頼された際も乗り気ではなかったが、音楽の楽しさを人に伝えるのは「意外に楽しくてね。歳を取ったからかな、ライフワークになればいいね」。 料理が作れなくてもおいしいかそうでないか分かるのと同じように、専門の勉強をしなくても音楽の良し悪しは誰にでも分かるー。「公演をきっかけに皆さんが音楽をもっと好きになってもらえたらうれしいね」

次回の「All thatMusic!」は9月20日(木)開催。全席自由3500円。
■問い合わせ
Tel: 029(856)7007/(公財)つくば文化振興財団

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