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2017年11月27日(月)

定住目指し絶賛街づくり中

地域おこし協力隊今年度初導入の石岡市

都市部から移住し、地方の活性化などに取り組む「地域おこし協力隊」。今年度は全国で5000人規模、県内でも9月時点で県と16市町74人の若者が活躍しているが、任期後の定住率は4割ほど。今年初めて協力隊を採用した石岡市では、美大出身の4人が街づくりに参画中。学生時代からの交流をベースに物作りなどで街の魅力を再発掘、将来的には定住も視野に入れている。


「よそ者だから分かる魅力もある」と話す瀧田さん(左)と井上さん

11月12日に市内で行われた石岡市の商工祭。協力隊が開くワークショップのブースでは、市内に残る看板建築の特徴的な屋根、間口、窓、ひさし、装飾などがモチーフのスタンプを使ったオリジナルバッグ作りが行われた。

「街の歴史や特徴を展示で知るより、楽しみながら本当の理解や知識につなげてもらいたい」と瀧田暁月(あき)さん(28)。ホームセンターで版画用のゴム板などの材料をそろえ、2週間かけてスタンプを手作り。夜中までゴム板を彫る日もあった。「美大出身というと『絵描き』のイメージだったのかも。

僕たちを知ってもらえる良い機会でもあります」と井上岳さん(26)。協力隊を所管する同市政策企画課や地元青年部からの評価も上々で「物作りのアイデアや実行力はさすが」と舌を巻く。

「自分の田舎」

4人が初めて石岡を訪れたのは武蔵野美術大学在学中、八郷地区に同大生が芸術作品を展示する学生有志の「アートサイト八郷」。年に2回のイベント準備期間中には住民宅に寝泊まりさせてもらったり、時には差し入れをもらったことも。都内出身で、田舎に帰省する経験がなかった田中楓さん(24)は「石岡に通ううち、まるで自分の田舎のように思えてきたんです」。

地域おこし協力隊の募集に、「本当に仕事にできるのか」と不安がよぎったメンバーもいるが、他地域の協力隊の様子などを調べた上で応募した大重雄暉さん(26)は「もし協力隊が上手くいかなかったとしても、石岡で他の仕事を探せばいいと思えた」と話す。同市政策企画課は「4人は就任前から石岡になじみがあり、移住後のギャップが少なかったのでは。もともと同窓生だったことも強み」と考える。

県企画部企画課によると、地域おこし協力隊の定住率は全国平均で6割だが、県内では4割ほどにとどまっているという。主な理由は「任期終了後の仕事が少ない」ため。また、少人数で活動する地域で隊員が孤立するケースもあり、県では独自に研修会などを行って隊員同士のネットワーク強化などを図るほか、仕事の意見交換や生活の悩みなどを相談し合う場にしている。

半年で培ったもの


11月18日、市民らと壁塗りを行った大重さん(左)と田中さん

就任から約半年。石岡への移住定住を担当する瀧田さんは、「まずは地域になじみを持って通ってもらおう」と都内からバスでフラワーパーク、看板建築、常陸國總社宮などを巡るツアーを企画。中心市街地活性化担当の田中さんは、石岡駅前にあるカフェの壁塗りワークショップを企画し市民らと共に壁塗りなどを行った。

農林業担当の大重さんは「貴重な里山文化」の炭焼きを修業中で、今後は「販売促進につなげたい」という。観光交流担当の井上さんは本の閲覧や貸し借りができる場所づくりなど、八郷地区にある朝日里山学校の新たな活用法を模索。「石岡は、大学時代に学んだ建築を活かせる看板建築や古民家など資源が豊富。観光雑誌に載っていないアンテナスペースを創出したい」。

地道な活動を続ける4人だが、時に「町おこし隊」と呼ばれるなど、認知度はまだまだ。今は、協力隊の活動を報告する広報紙を制作している。

4人には、地域おこし協力隊になる前からの夢がある。石岡で起業し、自分たちの手で街の魅力を発信し地域を盛り上げたいー。ゆくゆくは八郷に家を持ちたいと話す瀧田さんは住民から草刈りなど家を維持する苦労話も聞いたが、「石岡の人や景色が大好き。日々の苦労も知らずに、本当の魅力は伝えられませんから」。

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