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2017年8月28日(月)

みほちゃん広場、2年目

美浦村で多世代交流、「人育て」の場

地域住民による学習支援、手作りの昼食、絵手紙制作や郷土かるた遊びなどの体験クラブ—。美浦村で昨年から始まった夏休み子ども応援プロジェクト「みほちゃん広場」が去る24日、2年目の全日程を終えた。ボランティアの育成・連携と多世代交流を促す取り組みは、人口減少が課題の村に思わぬ波及効果をもたらしている。


時間を忘れて土器作りに取り組んだ=8月3日、美浦村文化財センター

7月31日、美浦村老人福祉センターで開かれた「みほちゃん広場」2年目の開校式に、村内の小中学校から集まった38人の元気なあいさつがこだました。

午前中は学習の時間。早速夏休みの宿題を広げる子どもたちに、元教師や塾講師らが赤ペン片手に巡回した。昼食は村内で独居高齢者配食サービスや食育活動などに携わるボランティアの手作り。子どもたちは三色丼とポテトサラダ、みそ汁、フルーツ寒天を平らげた。

 

学びの芽、育てたい


小学校低学年と高学年に分かれた学習支援=7月31日、美浦村老人福祉センター

夏休みの5日間で行われるみほちゃん広場は、同村社協と住民ボランティアで組織された実行委が主催。村内の児童生徒が集まる機会づくりや社協ボランティアセンターに登録する団体の育成や連携を目的に昨年初めて開催したところ延べ200人以上のボランティアが参加、応募者は2年連続で定員超えした。選に漏れた子どもたちは元村長の市川紀行さん(76)が公民館で開く“分校”で預かる。

「まさに地域ぐるみの子育て。こんなことができるのもボランティア活動が盛んな美浦ならでは」と市川さんは胸を張る。

一方、村のボランティアセンターには現在43団体が登録。高齢化で一時に比べ数は減っているが、同社協でボランティアのコーディネートを行う増尾尚子さんは、昨年みほちゃん広場を始めたことで「学習支援ボランティアをしたい人がこんなにいるんだ」と新鮮な驚きを感じた。

こうした動きを受け、村では今年4月から学習習慣の確立と基礎学力の定着を図ろうと中学生対象の無料学習塾を開始。現在29人が学んでいるが、「教員OBや塾講師など、協力的な美浦村の皆さんのおかげで踏みだせた事業」と糸賀正美教育長。村では10月から訪問型家庭教育支援事業も開始予定で、経済的に苦しい家庭などに二人一組で出向き相談を受ける予定という。

人口減に歯止め

8月17日、昼食を終えた子どもたちは午後の体験活動で流しそうめんを楽しんだ。ナイフやのこぎりで竹製の箸やおわんを手作りし、道具の使い方を学んだ。

午後3時半、子どもを迎えに来た森裕子さん(42)は美浦村に越して12年。夫婦共働きで日中は何かと忙しいが、「息子はここで幼稚園の時一緒だった友達に再会して楽しい思い出ができたみたいです」。

長女を預ける平山愛香さん(30)は3人の子育て中。「下の子たちはまだ小さいのでとても助かる。うちは祖父母と同居していないので、ここで皆さんに竹トンボなど昔の遊びを教えてもらっています」。

美浦村の人口は平成16年の1万8587人をピークに減少を続け、今年8月1日現在で1万5799人。こうした現状に歯止めを掛けようと、村では今年3月に直売所と子育て支援センターを併設した「地域交流館みほふれ愛プラザ」を整備。「小さな拠点」ができたことで、村ではバスの路線変更やデマンドタクシーなど新たな公共交通インフラの整備も検討し、人口増に期待を掛けている。

同社協事務局長の諸岡正明さんは「みほちゃん広場は、長い目で見た人づくりの場だと思います。いまはどこでも人口が減っていますが、まずはきめ細やかな人育てから地域が元気になるのではないでしょうか」と話す。

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