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2016年8月8日(月)

「異端の戦法」でベスト8狙う

リオ五輪水球男子 大川慶悟選手

32年ぶりのオリンピック出場を決めた水球日本代表「ポセイドンジャパン」のフィールドプレーヤー大川慶悟選手(26)は土浦市出身。従来の戦術を覆す作戦を武器に、チームは昨冬のアジア選手権で宿敵中国を撃破。日本時間の8月6日から始まるリオデジャネイロ五輪予選リーグでは、体格に勝る外国人選手相手にスピードと体力で“世界基準”に勝負を挑む。

水中の格闘技


母校・秀明英光高水球部監督も務める。水球を通して伝えたいのは「野性の自分」。

激しいボディコンタクトから「水中の格闘技」ともいわれる水球は、キーパーを含む7人が縦30メートル×横20メートル、水深2メートルのプールで8分×4ピリオドを戦う。キーパー以外は片手しか使えず、ボールを持たない選手を引っ張ったり沈めたりするとファールを取られ、「退水ゾーン」で20秒間またはチームが攻撃権を得るまでゲームに参加できない。

大川選手のポジションは攻撃の要へアシストするドライバー。ゴールに向かって左側に陣取り、「逆サイドの選手にボールを供給する11番が僕です!」。

二度の転機

土浦市の霞ケ浦スイミングクラブで水泳を始め、程なく水球も始めた。競泳と違う「チームプレーで勝つ楽しさ」にひかれ土浦第二小学校4年生時から本格的に取り組んだが、土浦第一中学校での最後の大会直前に交通事故で右腕を骨折。競泳でも目立った成績が残せなかったため一時は水泳をやめようとも考えたが、かつての仲間に励まされ「もう一度挑戦しよう」と水球の強豪・秀明英光高校(埼玉)に進学。

練習漬けの日々を経て進学した日本体育大学では、元水球日本代表・大本洋嗣監督の薫陶を受けた。実力不足や資金面の問題から予選出場を辞退した悔しい過去を持つ代表に初召集されたのは、7年前のことだった。

チーム全員が反対


183cm・93kgの恵まれた体格を生かし、世界に挑む

2012年、大本さんの代表監督就任を機にチームに大きな変革の波が起きた。水球の守備はゴール前に陣取るゾーンディフェンスが一般的だが、大本監督が提唱したのは「パスラインディフェンス」。バスケットでいうマンツーマンのように常に相手をマークし、パスカットで攻守が入れ替わるとカウンターで速攻を仕掛ける。

体の大きい外国人選手にゴール前を固められた際の対策として考案された“超攻撃型ディフェンス”だが、当初選手たちから強い反発を受けた。「今までの水球の概念ではあり得なかった。四六時中相手にくっ付くので体力が持たない。自分は最後まで受け入れられなかったですね」と大川選手も当時を振り返る。

しかし、2015年の世界水泳でロシアに勝利し、アジアの強豪国であるカザフスタンや中国に善戦するなど結果が伴うと選手間のコミュニケーションも活発に。「どうしたら勝てるか」を徹底的に話し合うにつれ、「俺が点を取る」と各々が自己主張するチームから「皆で点を取ろう」に意識が変わった。

地獄の合宿

ポセイドンジャパンは2015年から2016年にかけて年間200日の合宿を敢行。「宿舎の扉を開けたらプール」という環境で臨んだ昨秋の「地獄のグアム合宿」では1日9時間、徹底した泳ぎ込みや20キロの重りを持っての巻足トレーニングなど、「食う・寝る」以外の時間はすべて練習に捧げた。迎えた最終予選でもパスラインディフェンスが機能し、宿敵の中国を破った。

32年ぶりの五輪出場にも気負いはなく、「何より水球が世間に注目されるのがうれしい。そういう意味ではまだまだスタートライン」と話す。

ポセイドンジャパンは、セルビアや地元ブラジルなど強豪国が顔をそろえるグループA。初戦は日本時間の8月7日(日)午前1時から放送される予定。

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