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2013年10月28日(月)

楽しむところに音がある

「つくばで第九」「小林研一郎コンサート」実行委員長 鶴田 昭則(つるた あきのり)さん

音楽で心を育み、豊かな創造力を伸ばそうと小中学校で音楽教育に力を注いだ土浦市在住の鶴田昭則さん(69)は、音楽を友として戦後の時代に育った。師に恵まれて好きな道を歩み、その感謝の気持を地域にお返ししようと8年前からはつくば市など主催の「つくばで第九」実行委員長を務め、毎年多くの感動を呼んでいる。そして、来る11月9日(土)には世界的な指揮者、小林研一郎さんをつくばに招き演奏と夢を届ける。


腹筋を鍛えた歌声は70歳を前にして衰えを知らない

「昔は音楽なんて男がするもんじゃないと言われてね。もちろん家にピアノなんてありませんでした」

農家に生まれた7人兄弟の6番目。小さい頃は裏山に隠れ家を作って遊び、そこでいつも童謡唱歌を歌っていた。ついでに篠竹を切って横笛を何十本も手作りし、自己流で吹いては音を楽しんだ。中学に上がると音楽の先生にピアノの基礎的な弾き方を習い、休み時間にはよくオルガン室に行っていた。

音楽への興味は募る一方だったが、選んだ高校には音楽の授業がなかったため他校の音楽教師にピアノを教わり、歌唱は小美玉市(旧玉里村)に住む声楽家の下に通い指導を受けた。

そのころ得意だったのがレコードで覚えたイタリアの歌。イタリア語で声高く歌い上げると担任教師も絶賛し、「文化祭でソロを歌ってみなさい」と提案されステージに立った思い出がある。

そのまま音楽の道を極めたいという思いはあったが、一方で音楽教師の道にもひかれていた。「兄弟や親族に教師が数人いたことも影響していたと思います。親も望んでいたし」。

◇   ◇   ◇

選んだのは茨城大学の音楽科。大学の吹奏楽部で指揮を担った経験から、最初の赴任校となった藤代中学でも吹奏楽部を創部。生徒を指導する一方、自らも休日に東京芸術大学等の先生に指揮や歌を学ぶなど熱を入れ、わずか数人だった部員はやがて90人を超える大所帯となり学校に活気を生んだ。

その後、水戸市の中学校を経て県庁の音楽指導主事となり、行政に音楽をどう生かしていくか企画を練り形にした。それでもやはり学校現場に戻りたいという思いは強かった。

間もなく土浦市内の小学校に教頭として赴任が決まり、3年後、同市内の中学校へ。合唱コンクールなどに力を入れ、6年後つくば市内の小学校に移って5年務め、つくば市立二の宮小学校長を最後に退職した。

自ら作曲した同小の校歌が歌い継がれることは今も元気の源。昨年はつくば市立春日学園の校歌も作曲した。

「学校では一貫して心の教育が大事だと訴えてきました。音楽はその手段の大切な教科の一つです。心を育てなければ子どもたちの未来はありませんよね」

◇   ◇   ◇

退職後、なにか地域に恩返しをと考えていたとき、つくば市から「市民参加の音楽活動で第九はどうか」と相談があった。「それは素晴らしい」とすぐに返答し2006年4月から準備を始め、オーケストラは東京を中心に活動するプロ奏者48人を確保(現在58人)。さらに、つくば市を中心に合唱参加者を公募したところ約150人の申し込みがあった。

その後、「つくばで第九」は毎年行われレベルも向上している。

◇   ◇   ◇


11月9日、つくばで「第九」について語る小林研一郎さん

そして数年前、かつての教師仲間とノバホールで聴いたのが、小林研一郎さん指揮するハンガリー国立フィルハーモニーの演奏。演奏終了後、楽屋を訪ねて小林さんと面会した。実はその教師仲間は小林さんのいとこ。そのつながりを頼って小林さんを再度つくばに呼ぶことはできないかと相談したのが昨年3月末。

予算がない手づくりのイベントに、果たして小林さんは来てくれるのか不安を募らせていた昨年11月、待ちに待ったOKの返事。さっそく知人に声を掛け数人で実行委員会を立ち上げ、準備に奔走した。

「小林さんの音楽や生き方を知る貴重な機会です。ぜひ親子で聴いていただければうれしいです」

◇   ◇   ◇

当日は1部が一ノ関佑子さん(小林さんの実妹)のソプラノと大谷康子さんのバイオリン、小林さんのピアノ伴奏による歌と演奏。
2部は小林さんのトークで「ベートーベン第九について」。

会場は市民ホールくきざき、午後2時開演。

問い合わせ
029(823)6850/鶴田さん
029(850)0518/ヤマハピアノサロンつくば

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