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2009年10月19日(月)

技と心鍛え人生を開拓

ブラジリアン柔術黒帯取得者 ストライプル茨城代表 井上和浩さん


今年3月、県内で初のブラジリアン柔術黒帯を取得した井上和浩さん(石岡市在住、36歳)は、総合格闘技プロ修斗の世界ランカーとして活躍。高校卒業後、子供のころからの夢だったアクション俳優になり、演技の幅を広げるため柔術に取り組んだのがきっかけで格闘家に転身。一線を退いた今は、石材店で働きながら土浦市神立に念願の道場を開き、プロの世界で鍛え上げた柔術の技と楽しさを伝えている。


「楽しいスポーツなのに認知度はまだまだ。魅力を広めたい」と熱く指導する井上さん

午後7時過ぎ、ブラジリアン柔術道場「ストライプル茨城」に会員が集まりトレードマークの赤い道着を身に着ける。入念な準備運動で身体をほぐしたら、井上さんが組み技の手本を解説しながらリズム良くスピーディーに披露。3歳から70代までの20人が、心地良い汗をぬぐいながら真剣に技を学ぶ。

ブラジリアン柔術は寝技主体の組み技系格闘技で、1914年(大正3)に柔道家・前田光世がブラジルでグレイシー一族に柔術(現在の柔道)を教えたのが始まり。93年の格闘技イベントでグレイシー一族のホイス・グレイシーが優勝し、さらにバーリ・トゥード(総合格闘技)大会で柔術家たちが活躍して世界に広まった。試合はバーリ・トゥードと護身術、柔術競技に分かれ、井上さんが伝授する柔術競技は打撃禁止で安全性も高い。

「ストライプル」はストライク(打撃)とグラップル(組み技)を合わせた言葉で、グレイシー一族から柔術を習得した平直行さんが96年に日本初のブラジリアン柔術アカデミー「正道会館柔術クラス」を設立後、01年に立ち上げた柔術&総合格闘技団体。「師匠・平さんと出会って柔術を知り、格闘技にこだわる生き方を選んだ」と井上さん。
  和歌山県で生まれ、幼いころに両親が離婚し母の実家の鳥取県で妹と3人で暮らしていた小学2年のときに母が脳内出血で急逝。その後親戚に預けられ、妹は養子に出された。「本当の父母との生活、家族の温かさを知らずに育ち、妻と子供がいる今の幸せを実感しています」。


道場での練習風景。流れるような組み技に会員の目は真剣

亡き母の思い出を胸に刻み、反骨心も芽生えた小学生時代はジャッキー・チェンやブルース・リーのようなアクションスターにあこがれた。誰よりも強く有名になりたい―と小学4年から少林寺拳法を始め、中学時代は柔道部で個人戦県2位、高校ではレスリング部で国体ベスト8になるなど格闘技術の基礎を磨き、体と精神を鍛え上げた。生活のために高校2年から卒業までは登校前と部活動後にアルバイトを2つ掛け持ち。寝る時間もないほどハードな毎日だったが、「東京に出る資金づくりのため」と、目標に向かって歯を食いしばった。上京後、91年に芸能プロダクションに入りアクション俳優への一歩を踏み出した。1回の出演料は3000円。アルバイトで生計を立てながらテレビや映画のアクションシーンで脇役から準主役まで数多く出演したが、次第に「闘っているように見せているだけの偽りの強さ」に違和感を抱き始めた。本物の強さを極めたい―と正道会館柔術クラスに入門したのは96年。俳優業の傍ら練習に励み、アマチュアの格闘技大会に出場するなどめきめき力を付け、98年にはアマ修斗で優勝。翌年プロデビューを果たし、その後約4年で10戦4勝3敗3分の成績を残した。

プロ修斗最後の試合は、世界ランキング5位でチャンピオンに手が届きそうだった02年8月、米国ハワイで行った。妻・智子さんのお腹に宿っていた新しい命に勝利を捧げるつもりで挑んだ一戦だったが、判定の末惜敗。しかし、気分は晴れ晴れとしていた。同年10月に東京から石岡市に移住し、智子さんの実家の石材店で働き始め11月には長女が誕生。念願だった温かい家庭を手に入れた。その後もプロ修斗から移籍した総合格闘技パンクラス出場のため練習を継続し、昨年12月にブラジリアン柔術世界大会の茶帯部門で優勝し、今年3月に茨城県初の黒帯獲得者になった。「後進を育てながら久々にパンクラスにも出場したいという欲が出てきました。世界大会の黒帯でも優勝目指します」。柔術一筋に突き進む道は続く。

 

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