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[2007.09.03 up]
 

マラソンで人生が充実

チャレンジ精神保ち続ける 前川義一さん

健康維持のため50代半ばからマラソンに取り組んでいる牛久市の前川義一さん(58)は、走ることで気力、体力が充実し、長く患っていた病が快方に向かうなどその効果の大きさを実感している。早期退職して創業した会社も軌道に乗り、60代からの人生も今から心待ちに。フルマラソンより過酷なウルトラマラソンにも挑戦し、初参加で挫折を味わったが2度目の出場で完走。「何事にも挑戦してみる」。そんな思いを同じ団塊世代に伝えたい―。

「定年まで会社に尽くして、その後の人生に何が残るのだろう―」。50代になって定年を身近に感じ、60代からの生き方を考えた。

「リタイアしたからといって、そこでジ・エンドはあまりにも寂しすぎますよね。起業は定年後の人生に備えてのこと。リスクは承知の上で、失敗を恐れたくなかった」と振り返る。

仕事が軌道に乗った今は知り合いも増え、地域の人たちとの触れ合いを楽しむ余裕もあり「お金に代えられない大切なもの」と、定年後の居場所探しが取りざたされる中で下した決断は正しかったと実感。


「かけっこではいつもビリ。でも今は走るのが楽しい」と前川さん

パソコンの修理や販売、教室、ホームページ制作、インターネット技術、経営コンサルティングなど、プロ意識の高い仕事ぶりに定評がある。

鹿児島県の奄美大島出身で9人兄弟の長男。中学卒業後に故郷を離れ、鹿児島の高校を経て東京の短大で電子工学を学び、1973年にエンジニアとしてソニーに入社。神奈川から牛久に妻子と移住したのが約25年前。サラリーマン時代はJR常磐線で自宅から東京・品川まで通勤し、誰よりも早い朝7時半に出社。周りの優秀なライバルに対抗する手段の一つだったが、その地道な努力がプラスになり成果も上がった。

企業戦士よろしく徹夜仕事や休日出勤は当たり前。国内外問わず出張があるため家族と過ごす期間はせいぜい年間4カ月。3人の子供たちの誕生には一度も立ち会えなかった。

たばこや酒が大好きで、帰宅は深夜という不健康な日々。そんなサラリーマン生活にピリオドを打ったのは、会社の退職奨励制度を活用し早期退職した53歳の時。「仕事でラジオやカーナビなどの開発、設計に携わり、最後の数年はユーザーのクレーム処理も経験。充実した30年間でした」。

創業準備のために参加した会社経営セミナーの講師に「禁煙して不摂生を律してこそ起業も成功する」と言われたのを機に禁煙。サラリーマン時代と違って病気になれば収入も減るため、04年に体力強化を目的にジョギングを始めた。

しかし、子供のころから走るのは大の苦手。運動会や陸上競技会は憂うつな行事で、唯一完走した記憶は高校時代の10キロ走のみ。まずは早歩き程度のスピードで走り、併せて食生活も改善したことで効果が目に見え、3カ月後には腹囲に付いていた脂肪が落ち体重も10キロ減少。新陳代謝が良くなり、30代からの皮膚の疾患も快方に向かっている。

そんな自己流のジョギングが約2年続くと走ることが苦にならなくなり、ある本に書かれていた「一流のスポーツマンや芸術家と普通の人の肉体を比較すると脳にほとんど差がなく、筋肉に大きな違いがある」との一節に刺激を受け、マラソンにステップアップ。「なぜか急にやってみたくなって…。無謀ですがフルマラソンより長く走るウルトラマラソンに照準を合わせました」。

目標を高く設定したのは達成した時の爽快感を味わうため。一流ランナーがフルマラソンを走る時速は約20キロ。これを基に半分の時速約10キロペースで走るトレーニングを続け、06年に「えちご・くびき野100kmマラソン」の50キロの部に参加を決めた。


感激のあまり涙があふれた磐梯高原ウルトラマラソンのゴールシーン(7月)

集中して練習に取り組み、完走する意気込みで同大会に挑んだが、38キロ地点で足が棒のようになり一歩も進めず無念のリタイア。自信はもろくも崩れたが、その失敗を基に日々の練習コースにアップダウンを入れて持久力を付け、女子マラソンの高橋尚子と同じフラット走法もマスター。この走り方が体に合い月間120キロから150キロを走破。そんな練習を経て臨んだ今年7月の「磐梯高原ウルトラマラソン」60キロの部で、見事完走を果たした。

「ゴールの瞬間は思わず涙があふれました。自分との闘いを楽しみ、ベテラン勢の中で完走した達成感が心地よかった」。マラソンと人生と会社経営の共通点は「うまくいった時の感動」。準備を怠らないからこそ味わえる最高の褒美だと言う。

戦後の食料難などから3人の弟が早世。その弟たちの分まで生き抜くという強い思いを胸に、パワフルな挑戦が続く。

 

 

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