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茨城歴史散歩
[2011-08-31 up]

牛渡(うしわた)の鹿島神社 - かすみがうら市

豊作に込めた祈り へいさんぼう伝える


うっそうとした森の中にたたずむ神社

昭和28年の「へいさんぼう」の様子

かすみがうら市牛渡(うしわた)地区の鹿島神社には豊作を願う祭り、御田植神事「へいさんぼう」が今も伝わる。

1873(明治6)に当時の牛渡村の村社となった神社で、祭りは毎年5月5日に行われ田植えまでの一連の農作業風景を地区の旧家が取り仕切って演じる。始まりは農夫の平佐(へいさ)とその女房が田植え行事を面白おかしく演出したことから「平佐女房」が略されて「へいさんぼう」になったとされる。

祭りのスタートは神馬(しんめ)が神社の周囲を3周回って代かきを表現。平佐が馬鍬(まんが)を背負って神社の周りを練り歩き、木の葉が付いた枝を入れたかごを背負って苗を配り終えると、女房のおかめが「ホーイ、ホーイ」と小昼飯(こじはん)を用意して手招き。

その後平佐は、稲が大きく実るようにと願う「稲孕(はら)みの予祝」の意味を込めて木製の男根をおかめに押し付ける。二人が退場すると菅笠を被った早乙女二人が神職に手を引かれ拝殿前を行ったり来たり。田植えの所作を再現した早乙女の演技で祭りは終わる。

「郷土芸能から日本の食や文化を見直すきっかけになれば」と同市郷土資料館学芸員の千葉隆司さん。かすみがうら市郷土資料館では現在、企画展「へいさんぼうと田遊び」が開催されている。

■ 問い合わせ
[TEL] 029(896)0017/かすみがうら市郷土資料館


 

牛渡(うしわた)の鹿島神社 - 地図

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