9月16日まで、土浦市民ギャラリーで

2019年8月23日掲載

ピエロの画家「塙賢三展」開催中

「愛の讃歌」(1985年)

「ピエロの画家」として有名な土浦市出身の洋画家塙賢三さん(1916〜86)の作品展が、9月16日(月)まで土浦市民ギャラリーで開かれている。午前10時〜午後6時、入場無料。

太平洋戦争中、霞ケ浦海軍航空隊のモーター修理を請け負う電気店を営んでいた塙さん。心の拠り所だった写実的な風景画に行き詰まりを感じたことからそれまでの概念や色彩を捨て、戦後は童画的で詩情あふれる独特な世界を表現。

今展では今年4月に遺族から寄贈された10点のほか、50年代から絶筆までの28点を展示。代表作の「アクロバット」(1983年)は多様な色彩で表現された赤色の背景に、ぽつんと描かれた逆さまのピエロや群衆が「人生の寂しさや不安をかきたてられるよう」と市文化振興室学芸員の萩谷良太さん。

また、生前塙さんのファンだったという漫画家の故さくらももこさんが二十歳の記念に購入し自著『さくら横丁』(2007年)でも紹介している「夢のサーカス」、さくらさんが遺族に贈った描き下ろし「ピエロとちびまる子ちゃん」も展示中。

8月25日(日)午後1時半からは県近代美術館学芸顧問の小泉淳一さんが記念講演を行うほか、期間中は先着100人にピエロの缶バッジ作り&お絵かきコーナーもある。

■問い合わせ
[TEL] 029(846)2950/土浦市民ギャラリー

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2019年09月22日更新